平気で他人に迷惑をかけて生きている人へ
みなさんは犯罪の現場を目撃したことがありますか。
僕は何度かあります。20年も生きていたら人の汚い部分もそれなりに見るってもんです。ちょっと思うところがあるので書く。
二日前、渋谷で、堂々と改札を無視する外国人を見たのです。
何かヤバイクスリでもやっているのか、やたらハイテンションで、さも当然かのようにハチ公口の改札に強引に身を通し、山手線に消えていったアングロサクソンの男たち。誰も止める人はおらず。
幸い、進む方向が違ったし急いでいたのでその後どうなったのかはわからないけど。
社会のズレを感じた。ああいうことがまかり通る。
おかしいだろ。なんでそういうことができるんだろう。
別に全員が全員、善意で生きてるとは思っちゃいないけど、それでも、あんなに傍若無人なことを、犯罪を堂々とできる人種がいることに面食らってしまった。
だって、日本で、東京で、渋谷だぞ?いや、渋谷だからなのか?
確かに、田舎と比べたら、生きるのに必死で自分以外のことなんて考えられなくて電車の列に割り込んだり、我先にと座席を確保しようとしたりする人はいるんだろう。でもそれだって一応ルールの枠の上、ギリギリのグレーゾーンを歩いているだけの行為だ。
僕が利用する路線では、終点の駅に電車が着くと「折り返しご乗車はお並びになっているお客様とのトラブルの原因になりますので、一度ホームにお降りの上、列の後ろに並び直して再びご乗車ください」とアナウンスが入る。
ルールの枠内ですらこうなのに。
平気でルールの外側で生きている人がいた。
思えば、何度もこういう経験はあった。不条理?理不尽?どれもちょっとニュアンスが違う気がする。
いじめ。小学校の時に通っていたサッカークラブで大人に見えないところでボコボコにされたことがあったっけな。中高で誰かが受けているのを見たこともある。普通に犯罪だろバカ。ってことがまかり通っていた。
今日、こんなこともあった。
某チェーン店。昼時。僕の前に一人の男が券売機に並んでいた。
スーツだけどカバンは持っていないから、すぐそこのビルのサラリーマンだろう。清潔でガタイがいい。割と悩んで、その男は何か注文した。
その食券を取った時。男の手が、券売機に備え付けられた「割引券」の束にぶつかって、50枚くらいの、名刺大の割引券が床にぶちまけられた。
男は一瞬、迷うそぶりを見せて、
やや早足で、素知らぬ顔で席に着いた。
店員は見ていなかった。
驚いてしまって声をかける間もなかった。
券売機と、俺と、床に散らばる2500円分の割引券。
拾った。店員が、後から来たお客さんが白い目で俺を見ていた。
別に、それを否定する気はない。俺だって、その状況だけ切り取ってみたら拾ってる奴がぶちまけた張本人だと認識するよ。
ただ、本当にぶちまけた張本人は?
うまそうに定食を食べていた。
俺が席に着くと、嬉しそうにおかわり(無料)を頼んでいた。
こんなもんか。
ああ、そうだったな。これまでもずっとそうだった。
別に、外国人がどうとか、渋谷だからとか関係ないや。
受験生の時の塾の自習室で。
その日1日で出た大量の消しカスを、勢いよく床にぶちまけて帰る奴がいたな。
「誰が掃除すると思ってんだこいつは?」
と、クソザコな受験生だった俺は思っていた。
そいつに注意する勇気も、そいつがぶちまけた大量の消しカスを掃除するだけの時間も持ち合わせていなかった俺は何もできなかったな。
気にしていたらキリがない、と言われるだろうけど、どうしても見て見ぬフリもできない時にはどうするのが正解なんでしょ。
俺みたいな人間を生きづらそうな人、っていうんでしょうか。
失敗続きだから、失敗をなかったことにできないから、余計にそういう「ルール外」の人がきになるのかもしれない。
こっちが必死に枠内での生き方を覚えようと転げ回っているのに、平気な顔して、その上を踏みつけて俺の人生を通り過ぎていく他人に怒っているのかもしれない。
絶対に負けたくない。そんな人たちに屈して自分の生き方を曲げたくない。
だから、これからも見て見ぬフリはしない。
「仕事ができるようになる」ってことに比べたら、「見過ごさない」ことはとても簡単だろう。
平気で他人に迷惑をかけて生きている人へ
あまりいないとは思うけど、他人に迷惑をかけたけどそれを償わず、知らんぷりをして今日まで生きてきた人は許さない。その時に迷惑を被った人の気持ちは、あなたには一生わからないから。俺はあんたらを軽蔑する。いつかどこかで出くわしたら、覚悟しとけよ。ルールの内側でボコボコにしてやる。
俺は喧嘩は弱いし、勇気もないから、合法的な手段でそういうあんたらと闘うしかない。正直怖いけど、逃げる気もない。内側で強くなっとくから、こっち側に来るなら容赦しないぞ。一生外側で生きて、そして死んでくれ。
以上、なぜか最近やたら「外側」の人々に遭遇する俺の決意表明でした。