アイデアをストックするって、そんなにいいことなの?
過剰睡眠で体がぶっ壊れつつある0024です。
最近は自分のキャリアについて1から組み立て直してます。ウワー
僕の知り合いや一方的に知っている人に、こんな人が何人かいます
・毎日ビジネスのアイデアを考えて手帳にメモしている
・スケッチブックにいくつもアイデアを描いてる
・今の仕事を立ち上げるまでにビジネスモデルを何度も書いては捨てた
・n年間、アイデアをストックし続けている
これ、どういう意味があるんだろう?
ストック= クリエイティブのスイッチを入れる手段?
行為自体は理解できます。
自分の思考を何らかのメディアにして残すことはとても重要。
僕のこのブログだって、僕のその時々の思考を「文章」にして貯めているわけで。
ただ、僕が彼らについてよくわからないのはアイデアを貯める「理由」です。
僕の場合、記事を書くのはただひたすらに「その時の気分の記録」が理由。
考えていることを文字にすると何だか気持ちが整理されて、自分をちょっとだけ客観的に見られる気がするから。
彼らに言わせると、「アイデアのストック」はいつか使えるからしているとのこと。
違いは、そのストックを使う「タイミング」です。
- 僕の場合:書くこと=ストックしつつその場で使用
- 彼らの場合:ストック=来るべき「いつか」使う
なるほど、違う。
では、僕たちは何を見据えて、なぜ、ストックしているのでしょう?
- 僕の場合:上述の通り、気分の記録。
- 彼らの場合:仕事に生かすため
ここでもう一つの疑問。
そのストック、仕事に生きたことあるの?
ここから仮説に入ります。
アイデアをストックする行為は、「創造的なものの見方を意識するための手段」なのではないか?
どういうことか。
人によって記録媒体は様々でしょうけれど、アイデアストックって基本的に持ち歩きますよね。手帳なりスケッチブックなり、携帯やPCのメモ帳なりEvernoteなり。
それを目に入れることで、「ああ!そうだ!クリエイティブにならなきゃ!」という気持ちを喚起させているのでは?
その方法だと、こういう疑問が出てきます。
「なぜ、無理にクリエイティブになる必要があるの?」
言い換えると、こう。
「クリエティブなことをしている自分が好きなだけじゃない?」
もっというと、こう。
「それって意味あるの?」
世の中の見えかたの変えかた:「必要性」の美学
つまり何が言いたいのかというと、意識的にアイデアを無理やり作り出してストックする行為は極めて内向きの自己啓発であって、クリエティブでも何でもないのではないか?ってことです。あくまで個人の意見です。
仕事はそれこそ十人十色なので、一概には言えません。
でも、
アイデアをストックするという行為=クリエティブになる意識づけ
としている人はちょっと危ういんじゃないかというのが僕の意見です。
だって、アイデアって始まりにすぎないじゃん。
その理由や、目的、初動になる感情が不在のままでは何の意味もないじゃん。
ていうか、アイデアを実行しないのは思いついてないのと同じだし、実行しようとも思わないアイデアはそんなに良いアイデアじゃないんじゃない?
自分に酔ってしまってはダメ。
それを打開するために必要な視点が、「必要性」です。
普通に生きているとそんなに感じないのが「必要性」という視点。
いや、実はたくさんあるけどまっすぐに捉えられないていないだけかも。
例えば、
- 仕事が忙しすぎて休めない=休む時間を生み出す必要がある
- 友人や恋人がいない・さみしい=親しい誰かと関わる・新たな関係を作る必要
- 趣味がない。没頭できない=のめりこめるものを探す必要
これらも十分すぎるほどにクリエイティブな視点を持って解決に当たれる課題です。
多分、みんなが思いつくアイデアって「壮大でなくてはならない」とか「複雑でなくてはならない」みたいな謎の縛りが働いているのかもしれない。
でも別に全然そんなことはなくて、自分が「必要性」を感じるものをまっすぐ捉えられたらそれこそがまさにクリエイティブの始まりになると思う。
つまり、
自分が本当に必要性を感じるものってなんだろう?
という視点でまず世の中や自分の生活を見直して、それからアイデアを出した方がいいと思うんだ。
まずここから始めないと、原初的な部分が抜け落ちていると、みんなが夢見る「すごい結果」にはたどり着けないと思うよ。
言いたい放題言ったあとで。
偉そうにつらつら書いたけど、僕はまだこれといって結果を残したわけじゃない。
ので、コンペに色々提出してみることにしました。
お金のためでもあるし、自分の生き方を試してみるためでもあります。
僕が自分を「必要性」の視点で見るとこうなります。
- 大事なことは、肩肘張らずに人と関わることと音楽と旅行だけ。
- でも、大事なことを守り通すためにお金はたくさん必要。
- だから、アンテナは広く張るしたくさん外に出て稼ぎ方を学ぼう。
シンプルに「必要なことだけ」を捉え続ければ何か見えてきそうな予感がします。
そんな感じで、深夜の考え方は深まっていくのでした。おしまい。