DRILLOOOON!!!!

だいたい1000字くらいで20歳の夏の思い出を書き溜めます。

世の中、ずるいやつばかり。

いてもたってもいられず飛び出して4km走ったらとても気持ちよかった話

渦です。

走ったらタバコ吸ったり酒飲んだりするより気持ち良かったよ、って話。

人間力の差だよ」と言われて。走るしかなかった。

ここんとこいろいろもやもやしていて、それが今日の16時半頃にピークに達して思わずTwitterで「ふざけんなバカヤロー!!お前の時とは状況が違いすぎるわい!!」とわめきたくなってしまったので、これはいかんと思い昨日買ったばかりの靴をはいてランニングに行きました。

 

中2まではテニス部だったのでランニングは未経験ではないのですが、走り方とかペース配分とかは全く知りません。ただ、とにかくその時の「怒りの感情」に任せて田舎の道を駆け抜けました。

 

が。

 

昔走っていたコースのちょうど3分の1のポイント、2km走ったところでひっくり返りました。

 

(苦しい…!!!辛い!!!!てか吐く!マジ無理!!すいません運動なめてました!!)

 

普段全然運動しないのに急に走ったおかけで、僕の貧弱な内臓たちはもうびっくり。

(うわぁ…全然走れねえ。ゾンビから逃げられねえなこんなんじゃ)

アイアムアヒーローでの大泉洋、結構運動量やばかったな。

そんなことを考えて五体投地。天を仰ぎました。貧乏草の隣で。

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田舎とはいえ車は通るので心臓麻痺とかでぶっ倒れてると思われてはいけないと思い、2,3分休憩してからゆっくり起き上がると、それは起こりました。

 頭が、体が軽い…!これが…!

走ってる時は本当に苦しくて、もうだめだぁおしまいだぁという感じだったのですが、起き上がったらどうでしょう。

 

なんだか力が湧いてくる…!

理由は不明でしたが、体が妙に高揚感に包まれてもう一本走れる気がしました。

走り出すきっかけの怒りもいつの間にか消えて、ただただ「生きたい、いや、行きたい!!」という気持ちが出てきました。

 

というわけで、もう2km!走って帰ろう!と意気込み、再び走り始めることができました。

が、すぐに足の痛みや吐き気は復活し、(ああああ辛い…くそ…)という気持ちが再燃。

 

何度か足が止まりそうになりながらも、

(ここで止まったら俺は明日も俺のままだ)

と謎の言葉で自分を奮いたたせ、なんとか帰りも2km、走りきることができました!

 

脳内麻薬!!ではなかったっぽい。

すると、再び高揚感

全身と頭の中がふわっとした感じに。

どれぐらいかというと、お酒を飲んだ時のほろ酔いとかタバコのヤニクラよりも上の気持ちよさ。さすがにびっくりしました。

 

これ、ランナーズハイってやつなのかな?

 

と思って調べてみたらどうやら違ったっぽいです。

体が温まると楽になるのは呼吸循環器系が順化しただけ。

 このようにアドレナリンやランナーズハイが日常会話の中で使われる背景には、日本が第1次ランニングブームだった'70年代半ば~'80年代初頭にかけて世界中で「脳内麻薬」ブームが起こり、人間の感情はなんでも脳内にあるホルモン物質の引き起こす作用で説明できるという考えが世間に広まったことがある。このブームの中でドーパミン、アドレナリンとともに知られるようになったのがエンドルフィンである。

 特に「ランナーズハイ」現象を引き起こす原因物質とされたエンドルフィンは、「人間は脳内でモルヒネと同等の強烈な麻薬を作り出せる」とセンセーショナルに宣伝されたため、ちょっと走って身体が軽くなっただけで「ランナーズハイになった」と気軽に使ってしまうのである。

 しかし、走りはじめた当初は呼吸が苦しく身体のキレも悪くても、身体が温まるころには楽になっていく─―誰もがスポーツで体験するこの現象はランナーズハイとは別物だ。

「走りはじめて5分から10分程度で、呼吸循環器系が順化して目覚めてくる。それまでは少し苦しいのですが、やがて効率よくなって呼吸が楽になる。でも、これはランナーズハイじゃないでしょうね」(小田先生)

number.bunshun.jp

 

つまり、身体があったまるとそれだけで元気が出る、と。そういうわけですね。

そんな簡単に麻薬でウヒョヒョーイなんて経験はさせてもらえないと。

 

なるほど。

 

じゃあいつか体験してやる…!毎週ランニングや!

そんなことを考えながらの日曜日でした。

生きるってやっぱり面白いね。

そして、生き残るには体力は必須だね。頑張ろう。

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