爆発的頭脳大行進〜思い起こせば東大生よ、発想は力なり〜
その時の僕は、電通クリエイティブディレクターの古川裕也氏が著作の「すべての仕事はクリエイティブディレクションである」の、ちょうど162ページあたりを読んでいた。I❤️NYの話のあたりである。
ふと、充電が切れかけのiPhone5Sに手を伸ばし、いつものように電車の到着時間を調べがてら、つい癖でTwitterに目をやると驚きの情報が目に飛び込んできた。
中高の友人が、大学を留年してブログを始めていた。
一通り読んで、思った。
「赤裸々だ!!!」
そこには東大生としての彼の等身大の思いと勢いが詰まっていた。
こりゃ驚いた。負けた。そう思った。
だって僕は、グダグダと「自分の鬱」の話や読んだ本の話、インターンをクビになった話を遠回りにできるだけ現実感がないように書いてきたのだから。
おまけに彼はHTML, CSS, JSを3週間勉強したのだそうだ。僕は未だに「見たまま編集」を使っているし、テンプレートも全然改造していない。
ブログに対する情熱で、負けたのだ。
そんなことを思ってやや凹んでいたら、ついにiPhoneの電源が落ちた。
しまった。彼に一刻も早く連絡をしなきゃいけないのに。話がしたいと言わなきゃいけないのに。
続きを読み始めた。「クリエイティブディレクション」の。
またぶっ飛んだ。
「すべクリ」を読んでその制作の裏側や、放送当時のことを知って泣きそうになり
、今、初めてこの動画をみてついに泣いた。
なんだこれは。Sounds of Honda以来の衝撃だった。
広告はやっぱりこんなに面白いんだ。と痛感した。
詳細は是非「すべクリ」で確認してほしい。
彼のブログを読み、この本を読み、いろいろ思いついた。いろいろやる気が出た。
自分のサークル(もはや所属していると言えるのかはわからないが)のこと。
旅立つ彼に送るもの。
旅立つ自分の心構え。
ライフワーク、ゲーム作りへのモチベーション。
あと、ほんの少しの来週のテストへのやる気。
ありがとう。
彼と、古川さん。元気をもらったぜ。
帰宅後、そのブロガーの彼と連絡を取り、そして今さっき会う約束を取り付けた。
2016年は始まったばかりだ。